2009年03月30日

私ゴ学 3話「ホワイト雛フェス」の巻

3月3日、やけに冷え込むと思ったら、
卒業式が終わる頃には雪が降ってきた。

ガラガラッ。

ひとしきり騒いだ送り出しの後、ひとけのない図書室のカウンターに座っていると、1年のマサとマイコが入ってきた。


マサ「ち、ちわすっ。お久しぶりす」

ミツ「おー、お疲れ。久しぶりだな。ここんとこ受験で全然学校来てなかったからな〜。もう一ヶ月ぶりくらいかな〜」

マサ「…(うそっ、バレンタインの時来てたっ!)」

マイコ「…う、うん。(バレンタインの時来てたっ!)」

マサ「あれ?ミツさんは飲み会行かないんですか?」

ミツ「あ、行くよ。ちょっと最後だから図書室見とこうと思って」

マサ「…ええ。(告白待ちだ!マイコ、ボタンくれとか言ったほうがいんじゃない!?)」

マイコ「…(完璧待ってる!わたし、ボタンくれとか言うべき!?)」

マサ「そ、そうだ。ミツさんは予備校決まりました?」

ミツ「(無視して)あ〜雪だ。ひな祭りに雪が降るなんてね。ちょっと冷たいひなあられだな(笑)こりゃ積もりそうだゎ雪マイコもさ、いろいろあるけど、このひなあられと一緒に溶かして忘れちゃいな。そうだ、お守りあげるよ」


ブチッ満月
「ほら!がんばれよ!」


マサ&マイコ「(お前がなっ!もうやだ〜(悲しい顔))」
posted by rock'n'roll cowboys at 14:59| Comment(44) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月25日

私ゴ学 2話「ずぶ濡れマイ・ハート」の巻(外伝)

ミツです。

今日はバレンタインだったらしいね。
ま、オレはあんま興味ないし関係ないけど。


・・・でも、まあうん。


関係はないんだけど、でも万が一、義理チョコとかオレに渡したいっていう女の子がいたらね、可哀想だなって思うんだな。

だからね、今日はなるべく一人で行動したんだけどね、図書室にも長めにいたんだけどね、結局、誰とも話さない1日みたいになっちゃったな・・・。

いや、興味ないからいいんだけどさ・・。


なんか腹へっちゃったな。下のスーパーマサヨシに夕飯買いに行こうっと。


あれ、家の前でなんか女の子が泣いてる。あ、マサの幼なじみのマイコじゃん。
手には、、チョコ?

え、まさか?まさかまさか、人生には三つの坂があるexclamation&question


(中略)


ヤバい。

声かけたら泣きながらついて来ちゃった。

で、意味深なシャワー浴びちゃってる。


はっ、今のうちにBGMかけとかなきゃ。

やばいよ。これ、まんま純と麗ちゃんのあの場面じゃん。
やっぱここは尾崎か。いやいや〜いきなりI LOVE YOUはマズイだろ〜( ̄ー ̄)

などと言ってる間に麗ちゃん風呂から出て来てしまった。
ここはお洒落に「恋とマシンガン」だ!ダーバダダバダバるんるん


(中略)


風呂出てスープ飲んだら寝てしまった…。

こんな展開ホットドッグプレスには書いてなかったゾエ。
北方先生、貴方はこの隙にソープへ行けとおっしゃるのですか!

ムリですちっ(怒った顔)

片時も目が離せません!あぁ女の子がオレのベッドで寝てるなんて・・・。




ちらっと布団めくってみてもよかですか…。

ちょっとだけ、ちょっとだけだから。



そ〜っ



うわっ、起きた!隠れろ!こたつに隠れろ!


(中略)


寝たふりをしたものの、完全に起きるタイミング失ってしまった…。
うわ、なんか着替えはじめちゃったよ。よし、着替え終わったら起きよう!
そして彼女の告白を受け止めよう!


「キモexclamation×2こわっあせあせ(飛び散る汗)
ダダダッダッシュ(走り出すさま)バタンどんっ(衝撃)



えぇ〜〜exclamation&question
posted by rock'n'roll cowboys at 04:11| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月23日

私ゴ学 2話「ずぶ濡れマイ・ハート」の巻(4)

200X/02/14 18:38
from:マイコ
sub:Re:メールものまね〜

なにマサ。どしたの?なんかあったの?ナウシカのまね?なに突然。キモいよ。じゃあ・・・

こっちもいろいろあったり、なかったり。おちこんだりもしたけれど、ワタシはげんきです!

なんつってジブリ返しだー(長音記号2)
腹へった〜ふらふらメシおごれ〜ファーストフード


200X/02/14 18:32
from:マサ
sub:メールものまね〜

>ではここでメールものまねです。

動いちゃダメ!体液が出ちゃう!
こわくないよ

ほら

こわ

くな



マイコ、たのむ。返信くれ。

 マ
マサマ
 マ
posted by rock'n'roll cowboys at 01:19| Comment(15) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月21日

私ゴ学 2話「ずぶ濡れマイ・ハート」の巻(2)

ん、ムニャムニャ( ̄〜 ̄)ξ

あれ…ここどこだっけ?

あ、そっか先輩の部屋か…。


あのときもう最悪でどーでもよくなって、部屋上げてもらって寒いからって熱いシャワー浴びてパーカー借りてスープ作ってもらって、、そしたらなんかほっとして…




そのまま寝ちゃったんだぁ。


あ〜ぁ先輩こたつで寝ちゃってるよ。

ばっかみたい。ほんとに何もしないんだ。

て、ううん。
一番バカでブスなのはアタシだ。セキ先輩が彼女作らない主義だってのは知ってたのに。
たまに屋上で話すだけの関係がいいのはわかってたのに。

はぁ。

しにたぃ。

もうそろそろ服も乾いたし帰ろっと。
あれ?なにこれ?

コートにケータイ入れたままで気付かなかったけどめちゃくちゃメール来てるあせあせ(飛び散る汗)

しかもぜんぶマサから無料

・・・たらーっ(汗)

うわっキモっexclamation×2怖い〜人影

(果たしてマサはどんなメールを?)
posted by rock'n'roll cowboys at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

私立ゴスペル学園 1話「マロンチックな恋はグラッチェ」の巻(解答編)

問題
(1)なぜみゆきさんはバレンタインにチョコでなくクッキーを渡したのでしょうか。
彼女の気持ちを書きなさい。

答え
14歳女子のみゆきさんにとって、バレンタインにチョコを渡すという行為はコマーシャリズムに流された不純で汚らわしい行為あると思いつつ、とはいえみゆきさんは14歳女子なので、自分の思いを伝えないことはフェアではないと考えたため。


(2)みゆきさんはどんな性格でしょうか 20字以内で書きなさい。 (〜という性格)

答え
自分が掘った墓穴に自ら落ちるという性格。


(3)何故ironくんはsekiくんを殴ったのかその理由を書きなさい。

答え
ironは妹からチョコレートを貰ったことがあるのだが、照れたironは思わずそれを「いらねーよ」と返してしまうという、好意を踏みにじる行為をした経験があり、、むしろその時の自分を殴った。


(4)ボールくんウェイはsekiくんのどういった気持ちを表しているか書きなさい。

答え
walk this way

posted by rock'n'roll cowboys at 04:11| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月10日

私立ゴスペル学園 1話「マロンチックな恋はグラッチェ」の巻(2)

ワタシがseki先輩と最初に話したのは去年の夏休み。

あの頃は、1年のくせにいきなりレギュラー指名されちゃったもんだから、先輩ともみんなともギクシャクしちゃって、もうバスケ部辞めようかと思ってたんだ。

あの日も朝練終わりで一人になりたくなって、屋上の秘密の場所でぼーっとしてたら…。

「おっ!マイコじゃん」

驚いて振り向くといつの間にかseki先輩が立ってた。
それにしてもロクに話したことないのにいきなり下の名前呼ぶなんてむかっ(怒り)
でも、野球部で生徒会長もやってるユースケ先輩はいっつも誰かと一緒にいるのに、どうして一人で屋上に?

「珍しいな、マイコが屋上来るなんて」

「は、はい…」珍しいのはオマエだ〜!

「女バスの期待の星が練習サボってちゃマズいんじゃないのー」

とか言って、くしゃっと笑った。

「先輩こそどうしてこんなところに?」

「ん?あぁ…ここさ、魔法の場所なんだぜ。何かヤなことがあった時にほら、こうやって寝転んでみろよ。空に落ちて行くみたいでぜーんぶ忘れられるんだ。マイコもやってみ」

そんなふうにseki先輩はワタシの涙を見ないふりして、しばらく一人で喋ってくれてた。

確かにあそこは魔法の場所なのかもしれない。あれ以来ワタシには解けない魔法がかけられちゃったみたいだ。。

あ〜ぁ、いっこしか年違わないのになんであんなに大人なんだろう。バレンタインとか、ぜっったいチョコ貰いまくるんだろうなームリだなードサクサに紛れて義理チョコっぽく渡そっかなー。でも好きだってバレちゃうかも?いや、バレていいのか?告らない告ります告る告るとき告れば…告れ。って、きゃ〜もうラ行五段活用のバカぁ!

あっ、もう!それに引きかえあのマサはまたみゆき先輩にデレデレしてる!
わかりやすすぎ!ほんっとガキなんだから!
posted by rock'n'roll cowboys at 03:49| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月04日

忙しいんだよ。

webでサエキナンチャラという謎の女性歌手のことをだらだらと調べながら、ちょっと重いページになると手元のSPA!を読む。合間にam/pmで買ってきたサラダ蕎麦に出汁をかけつつ、おにぎりが口に運び込まれ、胸元ではバイブレーション。右目でモニターの文字を追いながら左目で携帯のメールを確認すると、mixiの更新告知。右手のマウスで更なるリンクを辿り、左手でメール削除→1件削除→削除しますか?→はい。耳は隣に座る上司の内線に傍立てる。うん、新作のめかぶおにぎりは美味しいねなどと考えながら。全体的には仕事しながら。忙しいのよ、ホントに。
posted by rock'n'roll cowboys at 09:27| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月17日

Λωιω

ある朝、奇妙な夢から目覚めたとき、自分がベッドの上で理ア・ディ存になっているのに気づいた。
顔をなぞると、なめらかで薄く柔らかい皮膚に髭はなく、指先の付け爪の不安定な違和感がむしろ、これが夢の続きではないことを実感させた。

頭を少し上げると形の良い乳房の間から、朝日を浴びた雪原のような、白く平らな腹が見えた。しかしながら昨日の夜まで凝視していた、液晶画面のわずか数ピクセルの影が実体となって目の前にあっても、不思議とそこに高揚感はなかった。あれほど魅力的だったパーツも、自分の身体になればそれは誘いかけてくるものではなく、既にもう、コンプレックスをささやきだしていた。

朝にしては明るすぎる部屋と、世界の底のように静まりかえった部屋の様子に不安を覚え時計を見ると、時刻は9時45分を回ろうとしていた。ヤバい。今日は10時からプレゼンのはずだ。毎日7時に響き渡る別所の声を、今日は無意識に消してしまったのか。ところで、別所をカビラと比べるべくもないのはわかっているつもりだが、それにしても朝だからってただ爽やかにすればいいってものではないだろう。柑橘系の爽やかさも、微かな苦みが感じられるからこそ心地よいのだ。あの容姿であの笑い方でアメフト好きというギャップのなさが彼の薄っぺらな感じを醸し出すのだろう。しかし皮肉なことにその軽薄な爽やかさが聞いてて居心地悪く、カビラの頃よりかえって寝覚めからの行動は早くなった訳であり、それならば朝の別所の存在意義を認めざるをえない。などといつの間にかとりとめのないことを考えていると、時計の針は10時を指そうとしていた。

Mmmb…Mmmb…Mmmb…

携帯電話が震えている。画面を見なくても、服部祐三からの電話であるのはわかっている。今日のプレゼンは彼と準備を進めてきた案件なのだ。

「いまどこすか?」

仕事のできる後輩は苛立っているときでも丁寧な口調を忘れない。

「リァ、シゴトィケナィの」

しまった。声が変わっている。助詞が使えてない。理アになってしまったことがバレたか?いや、その前に名乗ってしまっている。

「え!?理アちゃんなの?ちょ、大丈夫?体調悪いの?気分乗らないの?こっちは平気、平気!プレゼンはストーリー把握してるし、俺がやっとくから。それより悩み事あるんだったら相談に乗るよ。まだ友達いなくて淋しいでしょ?うん、じゃあ今日西荻でね!」

事案に対する理解力、リスクヘッジ、迅速な行動、すばらしく仕事のできる男だ。もう彼一人に全てを任せて大丈夫だろう。

鏡の前で手ブラをしてみる。これを写真に撮ってネットで売ってみようか。買う人はいるだろうか。不安げな表情が切なく見つめているようにも見える。大丈夫、これなら売れる。男なんてちょろいものだ。

それにしても、さっきから捕われている、この猛烈な疎外感と孤独感はいつから感じていたのだろう。理アになったときか、それともこれまでもずっと感じていたのだろうか。

つづかない。
posted by rock'n'roll cowboys at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月15日

自慰式過剰日記

3月の風が強い、とある日曜日の午後。何をするともなく立川の街を歩き、何もすることもないのでそろそろ家に帰ろうかと考えていたのだが、ふと、HMVでも覗いてみようと思いついた。
曽我部恵一の「東京コンサート」というCDをしばらく前から探していて、でもどうやら限定生産だったために新宿や池袋のCDショップにはもう並んでいなかったのだ。下北に行けばおそらく手に入るのだろう。でも、もしかしたら立川なんて街では、まだ売れ残っているかも知れないな、なんて思いながら。
果たして「東京コンサート」は1枚だけ残っていた。そんなふうにして出会った銀盤を浮かれた気分で手に取りカウンターに向かうと、一人の男に呼び止められた。

「すみません」

歳は20代後半から30代。自分と同年代か、少し下だろう。長い髪のせいで少し若く見えるのかもしれない。セルフレームの眼鏡をかけ、赤いラインの入った黒のマウンテンパーカーを着ている。僕がBOSEのイヤフォンを耳から外すと彼はこう続けた。

「このポイントカード、今日で期限切れるんですけど、買いたいモノがなくって。1000円分、よかったら使ってくれませんか」

突然の申し出を一瞬、理解できず、理解した後も正直いぶかしがり、彼に何かを還元しなければいけないのかと少し戸惑った。僕らは騙しあい、疑り深くなることが賢いとされる世の中に暮らしているのだ。濁ってくすんだ表情ならいつだって作れる。

「やっぱり、使わないですよね」

彼がそう呟き、話しかけたことを後悔するようなはにかみを見せたとき、とっさに手を差し出していた。

「ありがとうございます。でも、いいんですか」
「ええ、せっかくですからね」

彼は頷いてカードを手渡すと店を出て行き、僕はレジに向かった。


「東京コンサート」は、1996年に出たサニーデイサービスの「東京」というアルバムを、10年後の2006年、曽我部恵一が全曲弾き語りで再演したライブが収録されている。ひどい失恋をしたり、中目黒の古いアパートで一人暮らしを始めたりした頃、「東京」は随分聴いていた。ジャケットに桜の写真が使われているからだろうか、その後も毎年春になると聴きたくなった。個人的にとても大切なアルバムだった。ただしばらく前に、何故かケースの中からCDが消えてしまったまま、この何年かは聴くこともなかった。
「東京コンサート」で久し振りに聴く曲は、ノスタルジックで思い出話を話しているような気分にはなったけれども、やはりオリジナルの曲が持っていた俊巡や葛藤や輝きはなかった。でもそれは当たり前だ。それが曽加部恵一が10年で捨ててきたものであり、得てきたものだから。そしてそれば僕も同様だろう。「東京コンサート」はみっともなく、素敵なアルバムだった。

この話にオチはなく、ましてや教訓にすべきこともない。すぐに忘れてしまうであろう、風が強いある春の日曜日の出来事だ。


「手拍子してもらっていいですか?一人で演ってるのも、何々で」〜「東京コンサート」MCより
posted by rock'n'roll cowboys at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月28日

お久しぶり

何かのはずみに、「あのブログやらないの?」なんて言ってくれる人もいて、読み返すのも恥ずかしかったんだけど読んでみたら結構面白いのね。全然憶えてなかったわ。

だから、ひっそりと、再開。

刹那疾走系カウボーイことsekiもライドオン!
posted by rock'n'roll cowboys at 19:20| Comment(7) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月19日

ISO2005: International Sentimentalism Organization in 2005

あぁ、磯ね。オレ、嫌いじゃないね磯。
そう、磯でBBQといえば…。

夏の始まりに誰かが「今年は絶対海に行こう!」なんて言い出したにもかかわらず、誰が計画を立てるでもなく、 いつしか風が秋の匂いを感じさせ、海には海月が漂う時期になっていた。
ようやく重い腰をあげ海へ向かったボクらはさすがに泳ぐことはあきらめ、 それでも、なんとか夏の名残をしゃぶり尽くそうと、BBQをしようということになった。
少し季節外れになってしまった海には、サーファーと散歩をしている近所の人くらいしかいなく、ついこの間まで嬌声に溢れていた海岸は、どこか寂しげに見えた。しかし、普段アウトドアから遠ざかっている人間たちにとってみれば、海に来ているという事実だけですでに達成感があるらしく、コンロを組み立て上げる頃にはTシャツを脱ぎ捨てられ、お互いの肌の白さを笑いあい、オリオンビールで乾杯した。
安いソーセージを焼きながら、腹の底から笑ったのは久し振りかもしれないと思った。

風に乗ってとんでもない方向へ飛んでいったフリスビーを見つけたラブラドールは得意げに主人のもとへと獲物を運んだ。しきりに恐縮し謝る初老の夫婦と、訳もわからず叱られる”ラブちゃん”に別れを告げていると、ボクらを呼ぶ声が聞こえた。
「ねぇー!焼きそばできたよー!」
マサミが、まるで昨夜の涙などなかったかのように笑って手を振っていた。

ナガサワマサミとの友達としての関係を、もの足りなく感じだしたのはいつの頃だったんだろう。お互いの恋の相談から始まり、くだらないバカ話で夜通し電話をした後「これじゃあ、彼氏よりも喋ってるよ。」なんて言って笑い合った。それで満足していた。いや、満足しようとしていただけかもしれない。
大学最後の夏の終わり、まぁつまり昨日、ボクは彼女に告白した。
黙ってボクの独りよがりの告白を聴いた彼女は「ありがとう」と言って微笑んで、そしてその後少し泣いた。女の子の涙なんて見たことがなかったボクは、その意味を理解することができなかった。

「えぇ!?焼きそば、ナガサワ一人でつくったの?」ironが驚くと、
「ボク、今日お腹の調子悪いんだよね…。」と、masaが本日3回目の”get it!(ゲリッ!)”報告をいれた。
「うっさいなぁ。男なら、黙って『おいしー』とか言って食べなよ!」
「どっちだよ!」
いつもの仲間たちと、いつものように騒ぎ、昨日のことなどまるでなにもなかったかのように笑った。文句を言う割には、一瞬で焼きそばをかき込んだ連中が再び波打ち際に駆け出していき、マサミとボクは2人きりになった。

「ずっと、終わらないと思ってたのになぁ。」

マサミが呟き、小さく息を吐いた。
ずっと終わらないと思っていた夏休みがいつものように終わろうとした。来年の春にはみんな会社勤めをし、きっと今のようには会えなくなるだろう。そして、何も終わらせられなくて何も始められない2人を、磯風が撫でていった。
なにも言えなくて、…夏。


…こんなポエムを書いているうちに、32歳になってました。


またしても長いインターバル取ってしまいました。スミマセン。
そして、女性読者さん、いつか必ずヤワ羅さん(下)を書きます。スミマセン。
posted by rock'n'roll cowboys at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月16日

刺客とスナイパー

ホリえもんが「どこでもライブドアぁ」なんつって、
しずかちゃんの聖域こと広島お風呂っ区にずかずか入っていく絵を思い浮かべてたら
突然グラグラ揺れて、揺れが治まったら大粒の雨がザンザン降り出しました。

現実ってリアルじゃないよね。

そういえばパンダって、あれ、タレ目に見えるから可愛いのかね?
みんな騙されてるよね。目じゃないのよ。あの縁取りは。
続きを読む
posted by rock'n'roll cowboys at 17:50| Comment(1) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月29日

ヤワ羅さん(上)

朝、いつもの時間にいつものようにアラームが起動し、寝ぼけた意識に機械の震動音が響いてきた。
寝ぼけたまま手探りでバイブレーションを止め、続く手探りでリモコンを取り、テレビをつけた。

「めざましテレビ」ではヤワラさんの妊娠発表会見が流れていた。

昼前には、6月の過去最高気温を記録することになるその日の不快な暑さと湿度が、
さらに皮膚にまとわりついてきたような感触を抱きながら画面を眺めていると、
ヤワラさんが不自然なメークをしていることに気付いた。
白いファンデーションに赤い口紅がやけに目立つ。よく見ると、なにやら皮膚に青白い斑点のような
ものが浮き出している、…え?なんでこいつリアルな白馬の被りものして会見してるんだ!?続きを読む
posted by rock'n'roll cowboys at 03:26| Comment(1) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月13日

アメリカンナイトトーク

ある日、masaからのメールが来た。

「ベッドに飛び込んできた彼女。
彼は『おいおいとんだじゃじゃ馬だぜ ハニー』
さて彼女の切り返しは?」

続きを読む
posted by rock'n'roll cowboys at 22:38| Comment(1) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月12日

ダイナマイトダンディークイズ

ある日、masaからのメールが来た。

「あなたが電車に乗っていたらばあさんがフレームイン。
すかさず席を譲るあなたことマイトガイ。『どうもすみません』という彼女に対し、
マイトは『あんたが年寄りだから譲ったんじゃない。****だからさ』
さあ、空欄を埋めよ。もうはあとは大爆発。」
続きを読む
posted by rock'n'roll cowboys at 03:32| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月06日

今日の阿修羅

050406-183954.jpg
posted by rock'n'roll cowboys at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

業務連絡

なんか、もう無理!できませんっ!!

…って、新年度最初の更新がこんな叫びもどうかと思うが。なにができませんって、そんなに毎日ネタも書けねえっつう話で、いや、ネタがあるにはあるんだけど、書く時間がねえっつう話なんだなぁこれが…、ってなんだか江戸っ子っぽい口調になってきちまったよ、オイ。しつじかいがしだまりでしるねしてらぁ…なんつってな。「しんぶんし持って来い!」なんつって、訛ってねえって話でな。続きを読む
posted by rock'n'roll cowboys at 05:18| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月28日

羅オウ曰く「我が生涯に一片の恋無し!(お前への)」

高2の頃オレは、自分の若さと時間の配分を計りかねていて、毎日をどうやり過ごすかということばかりを考えていた。だからその年の夏休み、図書委員全員で持ち回りをするはずの図書室の貸出し係を友達の分まで引き受け、ほぼ毎日図書室のカウンターに座ることは、オレから提案したことだった。とはいえ、10代の夏を満喫している高校生たちにとって、学校の図書室の存在なんて、すぐに夏が終わることと同じくらい想像できないことに違いない。ほとんど自分の部屋にいるかのように図書室での時間を過ごしていた。
続きを読む
posted by rock'n'roll cowboys at 03:51| Comment(1) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月26日

新しい擬音

女の子がドキッとしたときの擬音は、

『ジュン…』

に決定。
さて、例文は?
posted by rock'n'roll cowboys at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月25日

a man called T.N.G.C.

「絶対に負けられない闘いがそこには、ない!」
posted by rock'n'roll cowboys at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | mitsu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。